馬鹿につける薬

東海岸在住日本人のblog

heart broken-2020/07/30

日本では、雨が非常に多いらしい、という情報だけ伝わってくる。NHK worldの通知で真っ昼間に(日本だと深夜?)最上川が氾濫したと表示された。多分。日本に住んでいるみんなが心配である。

アメリカは毎日のように35度くらいで日がずっと出ている。部屋の中の温度が非常に上がってしまうので、最初は一日中ブラインドを閉め切っていたのだが、部屋が暗く、精神衛生上この部屋に一日中いるのは良くないなと思い、開けるようにした。

さて、天気の話という当たり障りのない話をしたが、ちょっと心が折れる自体が起こった。

Social Security Administrationに提出していたSS numberの申請書が突き返されてしまったのだ。郵便ポストを開けて、SSAからの封筒が届いていたので、「ついにSS numberをゲットした!これで当面やらないといけないことを全部コンプリートしたぞ!」と大喜びで部屋に戻ったのだが、入っていたのは自分が送った書面と1枚の紙。

 

「Social Security Administrationは2020年3月から対面での仕事をしていないが、Social Security numberの新規発行だけは、個人面談が必要だとルールが決まっているので、予約を取って来てください。」

 

えーーー、郵便でってのはなんだったんや。つら。2週間弱待たされてただの返信かよ。

 

とりあえず、電話でアポイントメントを取ろうとする。この電話が一番つらい。何が辛いって、まだ民間のサービスなら、相手もこちらの英語が多少拙くても対応してくれるのだが、government workerは全く違う。可能な限り仕事を増やしたくないから、英語が話せるお友達をそばに連れてきてもう一度かけてね、バイバイ。といって問答無用で切ってくる。

 

という訳で、2回目の電話でようやく、対応してくれた。アポイントメントが取れるかと思ったら、2週間以内にアポイントメントの電話をこちらからかけるよ、とのこと。

 

あれ、俺これ3週間前に同じやり取りをした気が・・・・・・・・・・・・・。

 

つらい。紀貫之

 

しかし、実際には給与もSSNなしでも支払われるようだし、とりあえず、普通に暮らしては行けるはず。いけるはずなのだ・・・。

 

こんな試練を日本人ポスドクは全員受けているのか・・・。と打ちひしがれるが、よく考えると、おそらくこれは仕事場に行って、手を動かしていないフラストレーションもあるんだろうな。

 

このままだと陰鬱とした記事になってしまうので、今日来たメールの引用を紹介。

接触追跡調査データ)
接触追跡調査のデータによると、高い感染の危険性があった集まりは、家族の集い(44%)、ホームパーティー(23%)、アウトドアイベント(21%)である。家族と一緒にいるとついガードを緩めてしまうが、気を引き締めなくてはいけない。
・高い感染の危険性があった場所は、自宅外の仕事場(54%)、小売店でのショッピング(39%)、屋外での外食(23%)、屋内での外食(23%)である。
・同調査で明らかになった陽性ケースの職業別割合は、ヘルスケア(25%)、公衆との接触がないその他職業(23%)、公衆との接触があるその他職業(13%)、レストラン・食品サービス関係(12%)である。
・この接触調査の結果を踏まえ、テレワークができる場合はそうするべきであり、雇用者はテレワークの機会を被雇用者に与える努力をするべきである。

39%が小売店でのショッピングなのは衝撃的。ただ、こっちの人はかなりマスク着用をしていないのでそれが原因の可能性はある。となりのD.C.だとつい先週にかなり厳密なフェイスカバー着用義務化の市長令が発出されている(罰金最大1000ドル)。メリーランド州は、7/31以降、6歳以上の州民はすべての公共スペースでマスクの着用が義務化される。

加えて、連邦政府は最近レッドゾーン州を制定したらしく、これに基づいて、メリーランド州民・渡航者に対して州間移動に関してもガイドラインが示された。かなり具体的である点を除いて実質的に日本の緊急事態宣言と同様である。

 

まだまだ、緊張の糸を緩めることは難しそうだ。自分も買い物などは注意しなければ。