馬鹿につける薬

東海岸在住日本人のblog

一長一短-2020/07/22

日本で、この期間中ハンコの話がよく話題に上がるようになったように思う。

押印は非効率の極み、日本の生産性低下の諸悪の根源!みたいな話をよく見る。

これは全く批判するつもりはない。実際ハンコは滅びればいいと思う*1

ただ、アメリカにも生産性低いな―と思わされる部分はある。一長一短だ。

特に今、辟易しているのは電話である。アメリカ人はとにかく電話をしたがる(俺の周りだけ?)。

メールでやりとりをしていると、電話してくれとなぜか電話することを求められる。電話もしょっちゅうかかってくる。この前のVerizonのテクニシャンも工事の途中で突然電話してきた(まあ、規約にそういう使い方するよって書いてはあるのだろうけど)。

英語が特異ではないということもあり、できれば電話をしてほしくないということがあるのだが、リモート会議中とか家を離れているときとか突然電話をかけてきて、予定を聞いてくるとかしょっちゅうなのだ。流石に効率が悪い。

その上、手続きの途中で電話で番号を打ち込むことで手続き続行だとか電話で本人認証をする。だとか、アカウントのアクティベーションのために電話をかけてメールで送られてきたOTPを入れてくださいだとか、なんでそんなに電話にするん?ということばかり。

それに加えて、これは結構衝撃だったのだがスパム電話がかなりひっきりなしにかかってくる。ああ、テレアポ?と思うかもしれないが、全て自動音声だ。(ある意味日本とアメリカの人件費、生産性事情を反映している?)

自分が電話番号を知らない業者から電話がかってにかかってくるせいで、電話を取る瞬間はスパムなのか業者なのか分からない。自動音声なら声質でわかるだろと思ったあなた、残念でした。アメリカは日本と比べて、いずれにせよ電話の音質が悪い。

 

最近になってようやく、「〜〜〜〜〜〜〜〜, plus one or say Yes. 〜〜〜〜〜〜plus two or say No.」というフレーズが他にも情報がほしい?みたいな感じでスパム電話の証だな、という学習をした*2

 

そして、これだけ日常的に電話を頻繁に利用する、しかも結構ズボラな人が多いアメリカにおいて、ある意味当然のように生じる問題は、

 

間違い電話も多いのだ。

 

間違い電話は上記スパムと違い、インタラクティブな分たちが悪い。「ハロー、アイム〜〜〜。ハウアーユー。」「ハロー、せんきゅー。」「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。Today I call you ~~~~~~, David.」「No, I'm not David.」「Sorry, I called wrong number. Have a nice Day!」ぷち

 

は?

 

ついに昨日、「You, too!!」って言って、こっちから切ってやりましたよ!

 

Have a nice evening!

*1:在外者になると、ハンコは必要がなくなるので(というか押印は無理)、いろいろな日本の行政サービスは押印不要になっている。

*2:残念ながら例外がある。Washington Postの宅配を契約したときに自動音声の本人確認が全く同じフレーズでかかってきた