インターネットを手に入れた-2020/07/20
今日はVerizonのテクニシャンが来て、インターネットを引いてくれるはずの日だった。
1時から5時というアバウトな時間を指定され、昨日の嫌な記憶が頭をよぎるも、2時には来てくれた。
部屋に着くなり、端末はどこだ?と聞いてくる。おそらくフロアにあるtelecom closetと書いてある部屋のことだろうなと思ったので、そういったら、おーけーと言いながら寝室に土足で入っていく。そして、クローゼットを開け、勝手に服をかき分けて、壁に端末が無いかを確認する。絶句していたら、無いじゃないかという。仕方がないので、ついてこいと行って、廊下に出てtelecom closetを指差す。
telecom closetは住人が普段は手を触れないため、鍵がかかっている。このことを伝えて、フロントに鍵を取りに行くように行ったところ、ドライバーなどで鍵をこじ開けようとし始めた。まじかー。
ドライバーで鍵が開かないことがわかると再び勝手に部屋をあさり始めた。あー、すごく帰ってほしい。しかし、インターネットアクセスが得られないとつらい。黙って見守ることに。
ようやく諦めて、鍵を取りに行ったようだ。よし、自分は他の作業をしていよう。10分、30分、1時間と経っても終わらない。
あれ、この部屋の前の住人もVerizonだったと聞いたんだが・・・。そんなに時間かかる?1時間経った時点で、今度は全ての壁の情報コンセントを外して壁の中の確認を始めた。しかも一つ壊したし。ひえー、これ弁償かな。。。
何かがみつからないのか、上司に電話をし始めた。まあいい、作業に戻ろう。2時間経つ。なんか、テクニシャンがイライラしている。いや、お前がイライラするところじゃないよ。
一応、大家さんの奥さん(日本人)に確認のメールを出した。この部屋の契約はインターネットアクセスがavailableであるという条件でサインしたのだ。間違いがないか確認をする。
そうしたら、主人が直接電話で話しをしますとのことだった。非常に助かる。しかし、そのときにテクニシャンがいないことに気づいた。戻ってきたら折返し電話を掛けることになった。
30分後、テクニシャンが上司を連れて帰ってきた。電話をつないで手渡した。少し話したら、電話を返してきた。奥さんいわく、「建物のインターネット配線はコムキャストに問い合せるとわかることを伝えたのと、tenantが大変困っているから、今日中に工事を完了させるように強く念押しした」とのことだ。本当にいい大家さんで助かった。すでに泣きそうだ。
上司が、キッチンに行った。この部屋の情報コンセントは3種類。Coax同軸ケーブル(TV&WAN)、WAN&電話線、電話線(キッチン)の3種類だ。キッチンにある電話線のパネルを上司が外すと、その裏にはなにかスイッチが。そのスイッチをいじると、つないでいたwi-fiにインターネット接続が得られるようになった。
テクニシャンがやったね!といって喜んでいる。やったねじゃねえよ。散々部屋中荒らしてまわったのは誰だよ。上司が来たら一瞬じゃねえか。
どうやら、テレコムクローゼットと部屋のWANのコンセント(英語だとoutletという)の間が通電していないのが問題で、部屋内のmaster switchがキッチンのoutlet裏に隠れていたらしい。この時点で3時間半。
この後の予定は全て消し飛んだし、文句の一つも言ってやりたかったが、本当に疲れた。大家さんに「壁に穴を開けようとしたら止めろ」と言われていたので気が気でなかったのだ。
帰った後に、ネットワーク回線のチェック。
お、はえーーー!一軒家の実家より早いかも。
5時からIKEAに連れて行っていただく予定を30分過ぎていたが、連絡を取ってみると連れて行ってもらえることに。何度感謝してもしきれない。
本当にいろいろな方に支えられて生きていることを実感する。なにはともあれ、家にインターネットがきた。こちらで出会った日系人の人が「wi-fiがなければ息もできない」と言っていたが、あながち間違えじゃない。携帯電話が結構弱いのだ。
今日はアメリカに来て初めての外食だった。しかも複数人での食事。楽しい。モノクロだったこちらでの生活に少しずつ色がついてきた気がする。