アメリカ入国-2020/07/01
前回までは移動に関する記事だった。今回は入国編。
入国審査から税関にかけては、撮影が禁止されている。
国際線を降りたらまず、一番初めに入国審査、というわけではなく、最初は普通の国際線ターミナルに出される。というのもダラス経由の入国しないトランジットの可能性があるためだ。日本でも、国際線ターミナルに出るには出国審査を経なければ(無いに等しいが)いけないので、要領は変わらないのだと思う。
少し歩いて入国審査場に到着するとめちゃくちゃ広い部屋に入る。そこで、U.S. citizenなどと、ビザを持っている人、持っていない人のゲートに別れる。ちなみに、この部屋に入った際には、おそらく自分と同じ飛行機の乗客しかいなかった。また、大半が米国籍であった。これは今回だけのイレギュラーなケースであり、通常時は結構混んでいるらしい。
自分は、ビザを持っている人用のゲート一番乗りであった。ちなみに、受け答えの中身だが、自分の英語力のなさが露呈して、英文でなんと言われたのか覚えていない。自分も英語で答えているはずなのだが。
最初にパスポートのビザページとDS-2019を差し出す
『指紋を取るので、まずは右手指4本をかざせ』
反応しない。
『指の付け根側まで機械にしっかりつけろ』
反応
→右親指→左4本→右親指→マスクを外してカメラをみろ(logicoolだった)。
『直近2週間で中国に滞在したか?』→ノー
『アメリカには何をしに来たのか?ああ、研究か』→(・・・質問?)
『滞在はどれくらいの予定か?』→2年間
スタンプを押され、パスポート返却。
なーんだ、これだけか。
続いて、預けた手荷物のpick up。これが結構出てくるのに時間がかかった。ここの部屋には、空港内の国内線の情報が表示されている掲示板があり、自分の便がA21ゲートであることがわかった。
荷物をピックアップしたら次に一番の難所だと思っていた税関・・・がない。どこだろうとガラガラ出口に向かって歩いていたら、おじさんにみんなパスポートを出している。
実はbaggageタグを紛失していたので、ここで照合されるとちょっと厄介なことになるのだ。非常に緊張していたら、
『中に食べ物は入っていないか?』→ノー
ヌードルもシーフドも?→ノー
サンドイッチもアップルも→ノー
あ、これ税関か。紙も書かされないし、中身もチェックされないようだ。冷静に考えるとお土産が・・・ゲフンゲフンその後、次の搭乗券を見せて、手荷物をもう一度預けた。預けた先は、ついにアメリカの領土だ!!!
そう、そこには自分が気づいていない最大の関門、国内線の保安検査が待ち構えていることを知らないのである。
アメリカの保安検査場は日本に比べ物にならないくらい厳しい。靴も上着も必ず脱げと言われる。そして、コンピューター・タブレットを出せと言われる。いつもの癖でノートPCだけ出した。しかしその時自分のリュックにはカメラ・Mac mini・ハードディスク・Switchがまだ入っているのである。
通過時に超絶怪訝な顔をされて、呼び出された。リュックの中身を全て机の上に開けられ空っぽになったリュックと取り出されたもの全てを再度X線探知機にかけられる羽目となった。もしハードディスクが飛んだら、この過程だろうなという程度に雑な扱いだった。
半泣きで保安検査場を通過し、リュックの中身を整理してから、空港内を移動した。日本からの到着便は基本ターミナルDに到着し、ターミナルAまではSkylinkとうモノレールで移動する。このモノレールが保安検査場内にあるのか外にあるのか不安だったのだが、中にある。
この後駆け足になるが、3時間の待ち時間を経て、ワシントン・ダラスに飛んだ。このトランジット3時間は通常余裕がない部類に入るようだが、今回は余裕だった。
ワシントンダラスまでは3時間の旅だった。国際線で寝れなかった分、こちらは熟睡であった。どちらの空港もほとんどお店は開いていない。ただ、ダラス・フォートワースの方は結構人がいて、国内線に関してはほぼ満員であった。
以上で、目的地まで到着。この後は、ご好意でホテルまで車で送っていただけた。
恐ろしくて実移動時間を調べていないのだが、家を11時に出発し、ホテルに到着した時間を考えると、45時間くらいかかったのだろうか。恐ろしく長時間の旅だった。時差ぼけもひどいものだったし、しかも東海岸特有なのか、夜もめちゃくちゃ明るい。体は朝だと思っている現地の21時前が以下のような明るさなので体も脳みそも完全に混乱してしまっている。
ちなみにこれを書いているのは、翌日深夜1時なのだが、全く眠くなる気配がない。完全にjet lagにやられてしまったしまったようだ・・・。