ブックカバーチャレンジ-2020/05/13
今日紹介する本は、「会計の世界史」日本経済新聞出版社である。これは電子書籍で読んだ本なので、書影はスクリーンショットである。
本書は、いわゆる会計・簿記の勉強のために読む本、というよりはそのような仕組みが作られた経緯を解説することに注力している。第1部では、大航海時代のヨーロッパにおける「簿記と会社」の出現、第2部では産業革命期のイギリス〜アメリカにおける投資家の出現による「財務会計」の発達、第3部では「管理会計とファイナンス」の出現である。
どういう失敗への反省からどのような仕組みができたのかという理由が分かることから満足感があり、それぞれの章が独立して読める大変楽しい本である。初めて、このチャレンジでおすすめできる本を紹介した。